自分史-2-

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<内灘再訪>
先に内灘で撮った45年前の写真を載せたことから、内灘が意識のなかに遡上して、一昨日(2019.9.18)内灘へ行きました。JR金沢駅からいまは地下発車になる北鉄に乗って、およそ20分、内灘駅に到着。記憶では駅から数百㍍でしたが、実際は1キロ。海に向かって歩いていきました。もうあたりは住宅地になっていて、のどかな光景に思えます。でも私の心は、深い闇の世界へと赴く感覚でした。とてつもなく大きくて広い世界の、闇の領域へ、自分を見失うほどに、沈みこんでいくのでした。風があって、砂が舞うので、波打ち際までは行けなくて、海は遠望するしかなかったけれど、ここの砂浜はだだっ広くて、訪れる人もなく、晴天でした。

1970年が過ぎたころ、反鎮魂という文学同人に加わって、小説を書きだしました。その冒頭が、冬の内灘海岸の描写からでした。凍える炎というタイトルで、長編になる予定でしたが、第一章原稿用紙それでも50枚くらいだったか、書いて中断、未完になりました。内灘闘争が背景にあって、その後の主人公たちの生き方を描く、なんてちょっと硬派な小説を想定していました。1974年ごろには気持ちが緩んでしまって、文章が書けなくなっていて、そのころ手にしたカメラに活路を見い出しだしました。写真への傾斜は、このころから始まりました、1975年の春ころです。
(続く)

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