自分史-20-

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<ボードレール全集・悪の華>
ここでボードレール論を書くつもりはなくて、書けるほどの知識も持ち合わせていないけれど、フランスの詩人ボードレールの悪の華という詩集のタイトルに魅せられて、拾い読みしていました。1960年代の終わりころでしたけど、外国文学ではフランス、仏文って表記していますね、この仏文、サルトルとかカミュとかの当時の現代作家、フローベルの小説とか、わけわからんままに自然主義とか実存主義とか、論じあって読んだ記憶があります。遅れてきた青年、大江さんが言っていたのか、自分も三年遅れで大学生になって、世間を知らない遅れてきた青年だと思っていました。

文学の有効性っていうか、飢えたる者のまえに文学は有効か、なんて問題を突きつけられていたと思うんですが、食べることに飢える人間に、そりゃ食うことが先でしょ、という結論には、心情的に落ち着かなかった。ぼくは運動家だとは思っていなくて、作家をしたいと思っていて、当時には運動家であることと作家であることは結びついていませんでした。それから10年後、写真を撮ってドキュメントを思考したときに、そのことが繋がったと思っています。10年後というと釜ヶ崎で写真を撮っていて、季刊釜ヶ崎という雑誌を編集していた時です。のちに運動家のことをアクティビストと云うと知ったのですが、これは硬派な部分の、ぼくの流れだと思えます。
(続く)

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